「一人ひとりがロコメディカル」
いつも医療法人ロコメディカル江口病院のご利用頂き、誠にありがとうございます。
今年も皆さまのお役に立てるように従業員一同、一丸となって尽力させて頂きたいと思いますので、どうか宜しくお願い申し上げます。
私どもには、ロコメディカルフィロソフィという私を含む全従業員の考え方や行動の規範があります。ロコメディカルフィロソフィには40項目があり、その中に「一人ひとりがロコメディカル」というフィロソフィがあります。ロコメディカルフィロソフィは、日頃から様々ことでお世話になっている日本航空さまや京セラさまも全従業員が関わる経営における大切にする共通の規範としてそれぞれが「JALフィロソフィ」や「京セラフィロソフィ」を策定され、日々の働き方や生き方の羅針盤として大切にされておられます。私どもも2020年から新病院を舞台に新たな経営を始める際にJALフィロソフィをはじめ、すでに様々な組織で創られ、活用されているフィロソフィを参考にさせて頂きながら策定し、手帳として携行し、各部署での毎日の朝礼での唱和にはじまり、会議、経営においてフィロソフィに照らし合わせた振り返りや方針決定と実践において最も参考にしている最も大切な羅針盤です。
「一人ひとりがロコメディカル」は、全員が参加しての医療法人の経営を行う上で、一人ひとりが自分がやるべきことをしっかりと自覚して、ロコメディカルらしい考え方を基に、大切な患者さまの尊い命をお預かりしている生業であることを常に考えながら医療や介護に関わる職業人として全員がベクトルを合わせて立ち振る舞い、そして社会のために一生懸命に働かせて頂くことの大切さを示しています。全従業員が名札などに使っているオレンジ色のストラップにも書かれています。
しかし約200名の従業員は生まれも育ちも全員が異なりますし、「みんな違って、みんないい」、そんな人々がご縁でここに集まり、組織して出来ているロコメディカルです。従いまして、ひとつの目標に向かって進んで全員がベクトルを寸分も違わず目標達成へと進んでいくためには、相当の努力と患者さま、ご利用者さま、ご家族さま、そして仲間への目くばり、気くばり、心くばりを怠ることなく、常にお互いが周囲を見まわし、振り返り、そして助け合いながら細かく軌道修正していく必要があります。一朝一夕には出来ない、大変、難しいことでもあります。しかし、ほんの一瞬の気の緩みや驕りによって取り返しがつかない事態にも繋がりうるきわめて大切な仕事をさせて頂いていますから、常に究極を目指して追求していかなければ、この仕事を果たすことは出来ません。それがプロフェッショナルのあるべき姿であろうと思います。
なぜ難しいかということについて、日々、尊敬する弁護士の先生から先週、とても分かりやすい教えを頂戴しました。「半分の水が入ったコップ」の話です。普通のコップは真上から見るとまん丸、真横から見ると四角、斜めからみると台形、遠くから見ると点に見えたり、光が当たれば輝いて見えるでしょう。そう、全く違うように見える訳です。さらにコップには半分に水が入っています。それを見て「まだ半分も入っている」という考え方もありますし、「もう半分しか入っていない」という全く異なる考え方もあります。それらはいずれも正しいことです。人は同じように元々は全く違うことを考えていることが当然であり、それぞれを認め、尊重し合うことも不可欠です。親や兄弟でさえそうでしょうから、全国津々浦々とまでは言いませんが、十人十色のバックグラウンドを持ってロコメディカルに集う全従業員でも、立場も職種も理想も全てが異ればコップの見え方が異なるのが当然でしょう。そのためのロコメディカルフィロソフィであり、常に意識しながら仕事に取り組ませて頂くことでのみ、ロコメディカルとしてのあるべき姿、意義は成り立ち、地域に貢献させて頂くことが出来ると思っています。
私のような若輩者が経営者ですから、日々、至らぬことばかりで、皆さまに安心で安全な医療や介護をご提供させて頂くために、これからも常に学び、成長していかねばならないと強く厳しく考えています。今年も全従業員が一丸となって、常に明るく前向きに、そして最高のバトンタッチで社会に貢献して参りたいと思います。
今年も、忌憚なきご指導、ご鞭撻のほど宜しくお願い申し上げます。
