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2025年11月理事長のご挨拶

 

「あなた方は大丈夫ですか?」と諭してくれた高度12,000メートルでの“調和の光としての奇跡のオーロラ”

いつも医療法人ロコメディカル 江口病院をご利用いただき誠にありがとうございます。

 先日、2025年11月12日、ワシントンDCで開催されたアメリカ肝臓学会(AASLD)に参加し、帰国の途、ニューヨーク発羽田行きJAL3便がカナダ上空、約12,000mの高高度を通過した際、機窓の外に思いがけずオーロラが広がる光景に出会いました。飛行機を利用する機会は非常に多いのですが、オーロラを見るのは初めての経験でした。それも、よくテレビや写真で見る緑のカーテンだけでなく、赤いカーテンも静かに重なり合って、ゆっくり揺れ動く非常に珍しいオーロラだったようです。ちょうどその頃、巨大な太陽フレアの発生によって非常に強い太陽風が強まって、太陽嵐として地球に届いた時だったそうです。

 特に赤いオーロラは、強い太陽嵐として800km/秒というものすごい高速でプロトン粒子が太陽から嵐として宇宙に放たれ、1.5億kmという遥か彼方にある太陽から2.2日かけて飛んできたプロトン粒子の嵐が高度300kmを超える高い空の層にある酸素原子に衝突し、プラズマ発光したときにだけ現れる極めて稀な特別な光で、自然の見えない力が整った瞬間にのみ姿を見せると言われています。高度100km前後で光る緑色のオーロラと重なるように見える機会は極めて珍しく、雲もない12,000mという高高度を飛んでいたからこそ見えたオーロラであり「自分も長いパイロット人生で初めて見た」とその飛行機の機長さんが仰っていたそうです。

 私は、その光景に深く心を動かされました。オーロラの美しさは太陽の強い風と地球が守る磁場が絶妙なバランスで出会うことで初めて生まれる奇跡です。宇宙の秩序が保たれているからこそ光は澄み、ほんの少し乱れれば揺らぎとなって現れる。オーロラを眼にすることについて調べてみますと、古くは「自分たちの身の回りは大丈夫ですか?今一度、身を正しなさい。」という神さまからの警鐘とも言われていたそうで、昔の人々がオーロラを見た際には、身辺について内省してきたそうです。その神さまからのメッセージは、医療の現場にも当てはまります。

 私たち医療重視者は社会的責務を負う職種であり、私たちの言動は院内外で常に多くの方の目に触れ、何らかの影響を与えることもあります。患者さまや関係する皆さまへの接し方、極めて重要な情報の取り扱い、院内外での発言や発信——こうした外から見える部分を支えているのは、医療者としての倫理観や節度、そして他者への配慮と敬意といった“内側の秩序”です。これらが整っているときのみ、私たちの行動は美しい調和として外に現れ、初めて社会に貢献したと言えるでしょう。

 一方で、ほんの小さな油断や慢心が、想像以上に大きな影響を生み、病院全体の信頼に揺らぎを生むことがあります。日本の昔の言い方では「築城三年、落城一日」です。医療という仕事は、私たちが思う以上に、社会からの信用と信頼、期待の上に成り立っています。私たちは常にその責任を負っている仕事であることを強く認識して働かせて頂き、日々、努力精進していかなければなりません。私たちロコメディカルの行動規範である「ロコメディカルフィロソフィ」にも同様のことが何度も書かれています。

 赤と緑の光が静かに揺らめく空を眺めながら、私は「見えない力が整ってこそ、初めて光は調和する」という自然からのメッセージを受け取った気がしました。私たち自身の内側をもう一度見つめ、心の秩序を整え、信頼という光を患者さまと地域に届け続け、社会に貢献する組織でありたいと強く強く願っています。

 今後ともご指導、ご鞭撻を頂戴できれば幸甚です。

 

医療法人ロコメディカル 理事長 江口有一郎

 

 

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お知らせ | 2025年11月25日 | admin
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