「ほうれんそう」は病院だからこそ、とても大切です
いつも医療法人ロコメディカル江口病院をご利用いただき誠にありがとうございます。
皆さまは「ほうれんそう」を大切にしていますか?野菜のほうれん草はビタミンBやC、食物繊維そして鉄分が豊富な野菜であることはよく知られており、ほうれん草も大切なお野菜ですが、今回の「ほうれんそう」は「報連相」です。
釈迦に説法となりますが、複数のひとで協力してお仕事をさせていただく際に最も大切なお作法のひとつの「報連相」で、報告・連絡・相談の三つの頭文字を取って使われる「報連相」です。いつから使われるようになったかなど詳しい方法、意義はインターネットでもたくさんの情報を得ることができますが、要は組織(わたくしたちにとっては病院)を運営するにあたり必要不可欠な情報や課題等を上下関係に関係なく適切なタイミングで報告したり、連絡したり、相談したりすることです。「情報の共有」とも言えます。報連相は内容にも依ますが、特段にかしこまって行わなくても、気楽に、口頭やメモ、メール、SNSのメッセージ機能などで行なっていいことも多いと思います。このことの重要性について3月3日には日頃から尊敬する恩師である裵 英洙(はい えいしゅ)先生とお話しする機会があって、報連相すべき事項の最優先の3つのポイントをご教授いただきました。1つ目は「その事項に関係者が多いもの」。関わりが多ければ多いほど、情報は捉え方が微妙に違ったり、時間的な遅れが生じたりと正しい情報が伝わらないという危険があります。2つ目は「時間が迫っているもの」。3つ目は「損失が大きいもの」。そりゃそうだ、というポイントですが、忙しい日々では、ついついやるべきことの優先順位を誤って、報連相を怠ることがあります。また判断に迷うことや再確認しておいたほうがいいもの(こちらは「確認会話」ともいいます)も躊躇わずに報連相したほうがいいでしょう。これらは情報が間違ったり、時すでに遅しになるというようなリスクをみんなで分け合うという意味でも重い荷物をみんなで担ぐことになり、個人個人には楽になることでもあります。そして裵先生は伝え方も大事であることをお話しくださいました。「まず結論から言う。そして理由も添えること」。これもお仕事をさせていただく際には、初歩的な約束事です。しかし、これらは、どの内容をいつ、どのように、どれくらい報連相するかということでも実は簡単にできることではありませんから、常々、意識しながら、また仲間にアドバイスを受けながら、スキルを高めていかねばならないと思っています。
わたくしども医療法人ロコメディカルはすべての行為に尊い命をお預かりしてお仕事をさせていただいているという責任と義務があることを常に認識しながら、そして感謝の心を忘れず、常に基本に立ち返り、医療や介護のプロフェッショナルとしてこれからも社会、地域に貢献していく所存です。今後ともご指導、ご鞭撻のほど、宜しくお願い申し上げます。
いつも医療法人ロコメディカル江口病院をご利用いただき誠にありがとうございます。
皆さまは「ほうれんそう」を大切にしていますか?野菜のほうれん草はビタミンBやC、食物繊維そして鉄分が豊富な野菜であることはよく知られており、ほうれん草も大切なお野菜ですが、今回の「ほうれんそう」は「報連相」です。
釈迦に説法となりますが、複数のひとで協力してお仕事をさせていただく際に最も大切なお作法のひとつの「報連相」で、報告・連絡・相談の三つの頭文字を取って使われる「報連相」です。いつから使われるようになったかなど詳しい方法、意義はインターネットでもたくさんの情報を得ることができますが、要は組織(わたくしたちにとっては病院)を運営するにあたり必要不可欠な情報や課題等を上下関係に関係なく適切なタイミングで報告したり、連絡したり、相談したりすることです。「情報の共有」とも言えます。報連相は内容にも依ますが、特段にかしこまって行わなくても、気楽に、口頭やメモ、メール、SNSのメッセージ機能などで行なっていいことも多いと思います。このことの重要性について3月3日には日頃から尊敬する恩師である裵 英洙(はい えいしゅ)先生とお話しする機会があって、報連相すべき事項の最優先の3つのポイントをご教授いただきました。1つ目は「その事項に関係者が多いもの」。関わりが多ければ多いほど、情報は捉え方が微妙に違ったり、時間的な遅れが生じたりと正しい情報が伝わらないという危険があります。2つ目は「時間が迫っているもの」。3つ目は「損失が大きいもの」。そりゃそうだ、というポイントですが、忙しい日々では、ついついやるべきことの優先順位を誤って、報連相を怠ることがあります。また判断に迷うことや再確認しておいたほうがいいもの(こちらは「確認会話」ともいいます)も躊躇わずに報連相したほうがいいでしょう。これらは情報が間違ったり、時すでに遅しになるというようなリスクをみんなで分け合うという意味でも重い荷物をみんなで担ぐことになり、個人個人には楽になることでもあります。そして裵先生は伝え方も大事であることをお話しくださいました。「まず結論から言う。そして理由も添えること」。これもお仕事をさせていただく際には、初歩的な約束事です。しかし、これらは、どの内容をいつ、どのように、どれくらい報連相するかということでも実は簡単にできることではありませんから、常々、意識しながら、また仲間にアドバイスを受けながら、スキルを高めていかねばならないと思っています。
わたくしども医療法人ロコメディカルはすべての行為に尊い命をお預かりしてお仕事をさせていただいているという責任と義務があることを常に認識しながら、そして感謝の心を忘れず、常に基本に立ち返り、医療や介護のプロフェッショナルとしてこれからも社会、地域に貢献していく所存です。今後ともご指導、ご鞭撻のほど、宜しくお願い申し上げます。
2025年3月4日 理事長 江口ゆういちろう